演奏会プレ解説

otoshimono2007-10-05

さてさて、我らがさいたまファンファーレクラブの演奏会もいよいよ明後日となりましたので、本日はこのブログをご覧いただいてる方だけにチョットだけ内容を解説しちゃいます。当日のパンフレットにも書いてない事もありますので、是非鑑賞のヒントとして下さいね。
 
♪カンツォンX(G.ガブリエリ)
8重奏です。4人ずつ、2つのグループ(クワイアといいます)に分かれて演奏します。ガブリエリの音楽はこのスタイルで書かれたものが多いのですが、今回はその2グループが複雑に絡み合う部分が多く、素直に2つに分かれてっていうわけではない場面もあります。そういう訳でガブリエリの作品の中でも特に演奏が難しいと思っております(otoshimono調べ)。だからこそ、全員で同じフレーズを鳴らす場面は豪華です。教会で聴いているような心地になるといいなぁ。
 
♪ブルックナーエチュード(E.クレスポ)
6重奏です。トランペットを使用しません。全てトロンボーンによる演奏もありますが(この場合コントラバストロンボーンが必要)、今回はアルトホルン〜ユーフォニアム〜テューバの円錐管楽器とテナー〜テナーバス〜バストロンボーンの直管楽器の2系統で演奏します。オーケストラの金管中低音の荘厳で壮大な雰囲気がある曲です。今回、響きの良い音楽ホールで我々が最も演奏してみたかった曲のひとつです。
 
♪カルメン組曲(G.ビゼー)
10重奏です。これがSFC標準スタイルです。でも打楽器入りますから12人で演奏します。通常「第一組曲」「第二組曲」と言われるものから9曲を選んでます。お話の順番で並んでいる訳ではないのでご注意。でも情熱的で明快な音楽ばかりですので、ちょっと長いですがとても楽しめますよ。スペイン料理を皆で貪るように食べまくった成果が出るハズ! オーレ! サングリアもう一杯!! 
 
♪孤高之虎(三澤慶)
9重奏。3楽章からなる短いトランペット協奏曲。本来は1人のソロ・トランペットに8人の伴奏ですが、今回は3人のトランぺッターが代わりばんこにそれぞれの楽章を演奏します。実は使うトランペットが全員違います。キャラクターも全員違います。どんな事になってるのかは来てのお楽しみ。この曲otoshimonoはお休み。高みの見物とシャレ込みます。
 
♪NOBO(安部一城)
J'z Crazeのオリジナルナンバーですが、J'z Crazeの公認でemixが編曲しています。当然のことながら初演でございます。導入のバロックっぽい場面から突然スパニッシュになります。激しいです。情熱です。今回のメンバーお気に入り曲。昨年の「てふてふ」に続きファンが出ること間違い無し。基本10重奏でアレンジされています。今回はパーカッション入り。
 
♪素直になれなくて(P.セテラ&D.フォスター)
出演者全員で演奏。この曲ってしょっちゅう色んなCMで使われているので「聴いた事ある」って人多いと思います。吹奏楽の演奏会にでもポップスステージでよく演奏されますので、「原曲を知らないけど吹奏楽版は知ってる」という人もいるのでは。中高生の部活では上級生が引退する記念に演奏する曲の定番らしく、泣きながら演奏した人もいるでしょう。でもタイトルが「素直になれなくて」ですからねぇ。何か複雑な心境なんですかねぇ。あ、トロンボーン・セクションをフューチャーしますよん。
 
♪スペイン(C.コリア)
出演者全員で演奏。最近では北大路魯山人と松嶋奈々子のお茶のCMで有名ですねぇ。ちなみにあのカッコいいストリング・アレンジは加藤みちあきさんが担当しています。で、こっちはPAUL JENNINGS版のビッグバンドの譜面を『ベース』に演奏いたします。もちろんアランフェス*1付きです。過激にソロ回しをしますので、色んな意味でドキドキしながら聴いてね。
 
♪アンコール
みなさまからご要望がありましたらあの曲やあの曲を演奏しちゃうかも。
 
てな訳で来て来て。

さいたまファンファーレクラブ第12回演奏会
 日時:2007年10月7日(日) 13:30開場 14:00開演
 会場:彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
 料金:入場無料

*1:id:otoshimono:20070906