来年はユーフォニアムの年?

今年はトロンボーン業界が熱くて、特に前半はCDリリースやコンサートが立て続けにありましたが、次はどうやらユーフォニアムみたいです。連日ソロやコラボレーションやアンサンブルの企画の話で色んなユーフォニアム奏者の方から相談があります。まだまだ仕込みの時期ですので詳しい事は書けませんが、お出し出来る状態になったらこの場でお知らせしますのでお楽しみに。
それまでは今年の春にリリースした外囿さんのCDをお楽しみください。

チャールダーシュ

チャールダーシュ

下野竜也さんの指揮で大阪フィルハーモニー交響楽団を従えての堂々たる演奏。ボクの人生の兄*1と心の兄*2の共演というだけでもすんごいのに、収録されている作品が絶品。何ともロマンティックな三枝成彰さんの「まだ見ぬコーンウォールへの旅」、圧倒的な存在感のマーティン・エレビーさんの「ユーフォニアム協奏曲」、素敵な鍋島佳緒里さんの「リトルシネマ組曲」、モンティ/三枝成彰編の「チャールダーシュ」は開いた口が塞がんないくらいのテクニック、マルセル・ケンツビッチ(津堅直弘)さんの「レジェンド」は侍ブラスの「琉球伝説」にも登場するあの切ないテーマが魅力的、ガーシュウィン/前田憲男編の「サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー」もオシャレな作品です。是非聴いてみてください。
ジャケット写真はモンティの生まれ故郷であるイタリアはナポリに行って外囿さんとカメラマンと3人で撮影してきました。赤いのは撮影前の食事でスパゲティの皿をひっくり返してホカゾノさんの衣装やカメラが真っ赤になちゃったのでフォトショップで誤摩化したのです。えぇ全てウソです。
中目黒の某所で撮りました。寒い日でした。ラーメンでも食べようかとみんなで言ってたのですが、必要なカットが多くて実際は食事もろくにとらずに深夜になった記憶があります。
 
そうそう、この組み合わせで演奏会があります。

大阪フィルハーモニー交響楽団 《スペシャルライブ》
下野竜也×外囿祥一郎

10月23日(木) 19:00開演
ザ・シンフォニーホール

〜吹奏楽ファンに捧げる〜
あの『アルメニアン・ダンス・パート1』がフルオーケストラに!
スーパー・ユーフォニアム奏者外囿祥一郎驚異のテクニック
パワー全開!下野竜也の『ローマの祭り』

指 揮:下野 竜也
独 奏:外囿 祥一郎
司 会:丸谷 明夫(淀川工科高等学校吹奏楽部)
曲 目:
ショスタコーヴィチ/祝典序曲 作品96
アーノルド/ピータールー序曲
M.エレビー/ユーフォニアム協奏曲
A.リード(中原達彦編曲)/
 アルメニアン・ダンス・パート1(管弦楽版)
J.S.バッハ(M.レーガー編曲)/
 コラール前奏曲「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」BWV.622
レスピーギ/交響詩「ローマの祭り」

大阪なのが難点!(大フィルだから当たり前か。) それにしても司会が丸谷センセイって・・・。

*1:id:otoshimono:20080211

*2:id:otoshimono:20051227