非公開初演

SFCの練習で「ペガスス三部作」を中橋愛生くんに聴いていただいた。ボクたちの本番の日と吹奏楽コンクールの全国大会が重なっていて、そこでも彼の委嘱作品が二つ演奏され、当日はそちらに中橋くんが立ち会う予定のため、今日は「非公開初演」として全曲演奏。こちらも委嘱作品だけど、こちらは曲の三分の二は初演*1に立ち合っていただいたので今回は仕方がない。
中橋くんは、第1曲の《サルムの光》を2005年に書いていただいてから5年の間に、彼の音楽と活動がどんどん評価されて、今や作曲家、音楽ライター、ラジオパーソナリティーとして大活躍の「時の人」だ。初演が重なるなんて寧ろ喜ばしい。
全曲聴いていただいた後、楽譜の解釈についてのアドバイスをもらったり、ちょっと譜面の変更をしたりして練習を進める。
作曲家が楽譜や音符に込める情報や意味やイメージを、実際に言葉として聞くのは本当に面白く、充実した時間になった。あとはキッチリ仕上げて10月18日の完全初演で、中橋愛生の星の音楽を皆さんに楽しんでいただきたい。


さいたまファンファーレクラブ第14回演奏会
2009年10月18日(日)14:00開演
さいたま芸術劇場小ホール 入場無料
ガブリエリ:カンツォン第14番
シャイト:カンツォン・コルネット
サルツェド:ディベルティメント
三善晃:『海の日記帳』より
中橋愛生:ペガスス座三部作 ほか

*1:1曲めは2005年の第10回演奏会、3曲めは先日の金管まつり2009