糸の脆さ

この2日ほど、mixiがつながらない状況が続いています。約2千万人の会員を抱えるSNSだけに利用者の不満も多く、twitterなどでつぶやいたりしている人もたくさんいるようです。ただ2千万の会員がいるとはいえ、登録したまま利用していない会員も多いでしょうから1〜2日利用出来ない状況が続いたって気付かない人もいるでしょうし、特に困らない人も多いでしょう。
偶然なのかなんなのか、横浜市の一部で固定電話が繋がらないというニュースが今日ありました。今は携帯電話がありますから一般家庭ではほとんど影響がないかもしれません。でも、電話を利用して仕事をする不動産業者さんなどは困っている様子でした。
私は最近、少ないながらも中学の同級生たちと久しぶりにmixi上で再会したのもあって、近況報告も兼ねてmixiを利用して日記を書いてました。普段から顔を合わせる友人はともかく、そういったネットのツールを介して繋がった友人たちとの唯一の連絡手段を断たれてしまうのは少々痛手です。
考えてみれば、一度消息が分からなくなってしまった人と比較的簡単に繋がることができるというのは、こういったネット環境やSNS、ブログのようなサービスがあってこそのものです。昔だったら一度消息がわからなくなってしまったら住所を突き止めるのはかなり難しい。まぁ今だってそれは同じですが、自分から「昔の友人と連絡を取りたい」と思えば繋がれる手段がたくさんあるということです。
でも、繋がることは簡単でも、所詮それはネット上だけのこと。mixiで言えばマイミクがたくさんいても、twitterでいえばフォロワーがたくさんいても、そのサービスの外にでても繋っているかどうかは分からないわけです。マイミクやフォロワーが多いだけで「自分はいろんな人と繋がっている=友人が多い」と勘違いしかねないのです。
私のマイミクさんは面識のある人ばかりですが、例えばmixiが利用できなくなったらどれだけの人と連絡がとれるだろう・・・と考えたとき、あまりの少なさに愕然としました。まだまだ、自分はツールに利用されているなぁ、と。