瀬戸内海


友人のshiroが、彼の職場のある屋島から
瀬戸内海を眺めた写真を送って来てくれました。
島の上に海があり、海の上に島があり、また島の上に海があり
その間を縫うように船が行き交い
グラデーションとなって遠くに霞んでいくこの風景。
彼と子供の頃、幾度となく眺めた瀬戸内海は
ボクたちを遠くへと導く、まだ見ぬ希望の海であり
ボクたちが帰ってくる、心の出発点です。
 
いつだかshiroが
「オレ、オトナになったら船舶の免許取るけぇ」言うから、
「shiroが船を買ぉたらオレがペイントするけぇ、
 hiroshiの無線機ぃ積んで
 みぃ〜んなで無人島へ遊びに行こうゃ」て答えて
陽がとっぷり暮れるまで丘の上からずーっと海を眺めてたっけ。