友人として

先日の第46回衆議院議員総選挙、高校のクラスメイトであった淳坊(小川淳也・香川1区)はやはり苦戦を強いられた。結果は2005年の第44回衆議院議員総選挙と同じ構図で小選挙区で平井卓也さんに破れたたものの、比例四国ブロックで復活当選。2009年の第45回衆議院議員総選挙の逆転*1である。
今回は第44回の時(初当選)とは心持ちが全く違うであろう。実は彼は第43回から出馬しており、平井さんに破れて落選という前書きがある。だから第44回の比例復活(初)当選は、兎に角国政に出られるという武者震いの方が強かったに違いない。第45回の当選は完全に支持を得られたという達成感もあったと思うし自信も付いたに違いない。しかし今回は所属政党大敗の中、比例で何とか首の皮一枚で繋がった感が強く、何とも辛い当選である。
一挙手一投足が直接知り合いでない人にまで注視され、或るところでは支持され或るところでは罵詈雑言が渦巻く中でも、真摯に未来の日本や世界を見据えて行動しなければならないのが政治家である。ましてや先日までは政権与党として国政を預かってきて一時期は総務大臣政務官まで務めた身、支持率が下がれば下がる程風当たりが強いのは仕方ない。インターネットでちょっと調べただけでも、本人を直接知らないから書けるのだろうと思われる、酷い書きっぷりも出てくる。
だからといって政治家としての彼の言動を擁護するつもりもないし、彼だって社会的な影響力もないボクなんぞに擁護されてもどこかのサイトが炎上するだけで困るだろう。それに、そういう国民の言葉を甘んじて受ける決心を以て彼は政治の世界に飛び込んで行ったのだ。
ただ、彼と約束したことはある。「ずっと見てますよ」と。「友人として見て、淳坊とは思えない行動を取った時は言いますよ」と。そして「友人として、絶対あなたを見限りませんよ」と。

*1:この時は淳坊が当選、平井さんが比例復活当選