ペーパークラフト と とろろ汁


ボクの静岡滞在中にイラストレーターの石川日向さんが丸子(鞠子)にある駿府匠宿 体験工房でペーパークラフトの個展を開いているというのでお伺いしました。彼の大作は合同展で一作品ずつなどは何度か見せて頂いたことはあるのですが、一堂に会しているのは初めてでした。作品ですのでここで写真を載せるわけには参りませんが圧巻です。ホームページのギャラリーでも見る事が出来ます(但しスケール感が分かりませんよね。実際とても大きいのです)。惜しい事にボクが帰った直後に会場に見えられたそうでニアミスとなってしまいました。

その後は久しぶりにとろろ汁の丁字屋さんにて昼食。本当はムカゴも食べたかったのですがここ数年不作ということでありつけませんでした。
戦国末期にはすでに創業していたという店は、十返舎一九や芭蕉や安藤広重が紹介したこともあり*1、江戸時代から現代まで鞠子宿の名物として観光客にとって有名であるだけでなく、今でも静岡の人にとって一年に一度は食べに訪れる場所だそうで〈お正月といえば丁字屋〉という家庭も少なくないようです。
麦飯のお変わりが自由ということもあり、ウカウカしていると腹一杯になってしまいますが、昔は歩いて東海道を旅したのですから腹一杯こそが活力とステイタスだったのでしょう。味もアッサリして大変美味しいので確かに何杯でもイケてしまいます。
暮れの餅搗きに始まり、駿河の海産物、岩国寿司に鮎、穴子飯に牡蠣に紅葉饅頭、広島焼き、とろろ汁でシメとは正月太り一直線です。帰省中もジョグはしていましたがきっと追いつかないでしょう。自宅の体重計に乗るのが恐ろしくなってきました。

*1:詳しくは丁字屋さんのホームページにある無ムービーをご覧下さい