彫板印刷

ボクとemixのスタジオは楽譜浄書も業務の一つなのですが、その一部始終はmacで制作しています。ですが、この作業もかなり長い間、手作りで行われてきました。

その中で彫板印刷という技法の動画を見つけたのですが、これがまた気の遠くなるような、しかしとても美しい制作方法。合金版にエッティングされた五線の上から楽譜を構成するパーツをパンチングしたり、さらにエッティングで微細を彫り進めて仕上げていきます。しかも版ですから左右対称な訳です。
ボクは前々から「印刷技法自体が作曲方法を制限したり拡張したりすることがありえる(た)のか」という疑問を持っていたので、この動画は大変興味深いものでした。
そしてさらにこの技法を調べていくうちにさらに色々な資料を見つけることが出来、思わぬ収穫になりました。その中で国立音楽大学の論文の中で引用されていた以下の本を発見。

音楽選書(67)楽譜の文化史

音楽選書(67)楽譜の文化史

早速購入してみます。