数学と美術


最近の装丁仕事です。
 
高校生の頃は数学が苦手でして。
理由は四則計算がメチャメチャだったからです。
セッカチなくせに注意力が散漫なので数字を矢鱈に見落とすんですね。
数学は嫌いはなかったのですが、
とにかく四則計算をシクジるので、
筋道が合ってても答えに辿り着かないんです。
結果として嫌いではないけど苦手だったんですね。
 
美術はこんな仕事してるくらいですから得意でした。
ただ、ノロいというか。
一番早く取り掛かるのに誰よりも仕上げるのが遅くて
美術の先生が呆れておりました。
3年生のときに美大に行きたいと先生に言ったら
「お前、言うの遅すぎ、浪人覚悟やで」と言われ
そのまま親に言ったら「浪人はいけん」と言われ
「そうやろうなぁ」と思って人類学を勉強しに大学に行きまして。
 
で、こんな仕事してるんですから、人類学が報われません。
 
ところが数学の方は、これが結構今でも使うんですね。
デザインって計算ばっかりしてるんです。
文字の大きさや分量の見当、図版の制作、レイアウトなどなど
数学でやってたそのままを毎日画面に向かってウンウンやってます。
 
人生、何がいつ役に立つかわかりませんね。
 

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