事務所の電話に時々ワン切り電話や無言電話がかかってくる。これらは嫌がらせというより番号が生きているかの調査（鳴った途端に切れる機械式のヤツ）とか空き巣の下調べ（不在かどうか確認）とか物騒なモノらしいぞ、怖いなぁ。
中にはガチな振り込め詐欺電話も結構あるようで（しょっちゅう町内放送で注意喚起している）、そういう電話はオイラが「はい下野です」って40代オッサン声で出た途端にターゲットから外れて切られてしまう。一度でいいからオバァちゃん声で「モシモシィ？」って出てみたいのだが、電話の主が編集さんや税理士さんからだったら超恥ずかしいので躊躇している。
ちなみに「振り込め詐欺になんて引っかかるもんなんかね」とお思いの諸君、オイラの親戚には実際に振り込め詐欺未遂に遭ったバカチンがいて、銀行でお金を引き出す直前まで行ったので、プークスクスと笑っていられないのである。
その親戚の場合は、当時家を飛び出たっきり長い間音信不通の息子がいて（今は連絡ついてます）、犯人はその事情を知っていたのかどうかは分からないけど、ある日突然「会いたい会いたい」と思っていた息子から「彼女孕ませちゃったから金が」って電話がかかってきたわけです。そしたら何より彼が自分から連絡してきてくれた方が嬉しくて嬉しくて、多少風邪で声が変だと誤魔化されても不審がらずにホイホイお金引き出そうとしちゃうわけですよ。止めようとすると「私が息子のために自分の金を引き出すことの何が悪いんだ！」ってマジ言っちゃう訳ですよ。その周りの親戚まであまりピンと来てなくてウチに「どう思う？」って聞いてきて「そりゃガチで振り込め詐欺でしょ！」って全力で止めましたよ。
