スチームパンク組曲


10月24日発売の音楽大学昭和ウインド・シンフォニー『スチームパンク組曲』。私にとっても久しぶりにジャケットデザインさせていただいた吹奏楽のCD。
タイトル・チューンになっているエリカ・スヴァノーのスチームパンク組曲は、久しぶりに登場した本格的な吹奏楽のマスターピースだと本気で思いました。エリカ・スヴァノーという方はまだそんなに作品が多くはないそうですが、古今東西の音楽は勿論、文学や哲学や歴史などの勉強をキチンとされていることが作品の随所に垣間見得ます。雰囲気だけで何となく書かれている・それぽい響きだけする「耳心地ウケの良い作品」とは一線を画しています。音楽大学の吹奏楽団はやはり学究と芸術を両立させた高いパフォーマンスを目指してナンボだという意味でもお勧めの一枚です。
指揮はユージン・M・コーポロン氏と福本信太郎氏。
発売はブレーン株式会社です。