翔んで埼玉

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小学2年生の頃の愛読書が既に「パタリロ!」だったボクは当時から描いていたギャグマンガの悪役の顔がパタちゃんでした。ジャン・コクトーとビアズリーを知ったのもパタリロ!からでした。純朴だった私にマセてヒネくれた思考回路を組み込んだのは魔夜峰央先生であることは間違いありません。
主に瀬戸内で幼少期を過ごした私ですが、大学進学で埼玉に越してきて四半世紀以上が過ぎ、既に人生の半分以上を埼玉県民として税金を納めて生活しております。移り住んだ当時はその風土の違い(だって海ないし土が黒いんだもん)に相当な戸惑いがありましたが時が巡れば住めば都こんぶ、讃岐うどんも武州うどんも美味しくいただく毎日です。
そして遂に本日、映画「翔んで埼玉」を鑑賞させていただきました。冒頭の魔夜峰央先生の尊顔を拝した瞬間から滂沱の涙、恐らく間違った期待値で訪れた何名かのおじさんが不満顔で途中退出してしまったのをニヤニヤしながら眺めておりました。原作者・監督・出演者・スタッフのガチな悪ノリに敬意を表します。
公開が遅れている映画版「パタリロ!」も楽しみにしております。