金毘羅参詣名所図会

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仕事で使う案件があり『金毘羅参詣名所図会(全六巻)』を購入しました。ざっくりいうと江戸時代の金比羅参りのための名所ガイド、今で言うところの《るるぶ 香川(高松・丸亀・琴平完全ガイド)》みたいな感じです。
 
弘化四年(1847年)とあるので、今から170年前くらいの和綴本ですが表紙も厚手で型押ししてあったり割としっかりした作り。ライターは暁鐘成さん、イラストレーターは浦川公佐さんです。
 
調べてみると暁鐘成さんは大坂を拠点に、ラノベからハウツー系〜歴史解説書〜読者投稿モノ〜ツアーガイドまで何でも書ける凄腕の人気ライターさんで、奥さんには自分が書いたガイドブックの地方名所にちなんだグッズショップやスイーツ屋、それが売れなくなってくるとブックカフェみたいなものを経営させて小銭も稼いでいたようです。
浦川公佐さんは大坂を拠点にガイドブック系を中心に活躍したイラストレーターさんで、風景から人物まで、精緻かつダイナミックなアングルで描ける実力派です。
 
さてさて、何に使うかはお楽しみに。