リモート会議のメリット

近頃はリモート会議が増えているが(というかデフォルトがリモート会議になりつつある)、リモート会議の方が断然捗るな、と思うことも増えた。もちろん初対面同士のリモート会議というのはあんまりメリットがない。お互いのひととなりの空気感が伝わりづらいからだ。しかしながらお互い知った中であれば、リアルに会うより飛躍的に会議が進んだことも多かった。

 

・あえて音声だけにして、資料画面を協議しながらの会議。

撮影した写真のセレクトやデザインプレゼンなどは、勝手知ったる人同士の場合であれば、あえて画面上の顔を突き合わせる必要はむしろ不要で、かつ、作業画面を共有して話する場合は複数の人間が一つのモニターにひしめきあってという煩わしさがないので、かなり効率的。

 

・3か所以上での会議。長距離の遠隔の会議。

もうこれは、当たり前すぎるリモート会議のメリットだけど、改めて断然良い。たとえ首都圏であっても東京・茨城・埼玉で編集・イラストレーター・デザイナーが時間を併せてささっと流れの打ち合わせ、名古屋と埼玉での画面共有での装画の打ち合わせは、ビックリするくらい楽に事が早く進んだ。日本とヨーロッパなど、国外同士であれば尚更だった。

 

これらはあまりに不可逆的なので、今後はもっと当たり前になるだろう。ただし立体物や巨大な構造体や機械の試作品、ロケーション、衣料品や食品など視覚聴覚以外の五感が必要なタイプの検討にはリモート会議は不向きだ。場面場面で巧く使い分けでいきたいものだ。