新・和本装丁 イラストレーションとデザインで詠む万葉集

こちらにイラストレーターさんとタッグを組んで装丁と本文デザインで参加します。おそらく、個展やグループ展のために仕事ではないオリジナル作品を制作するのは、四半世紀デザイナーをやってきて初めてです。
古代の歌人の詠んだ句を元に、イラストレーターさんと相談しながら紙面構成や色彩計画を練り、それぞれカバーデザインと本文デザインに落とし込んでいます。
今回は本として特殊なのは、我々の制作に著者や編集者の意見が全く介入してこないこと。普段は我々の仕事は仏師の様なもので、こちらは丹念に外側の仏像は作りますが、内側に魂を込めるのはお坊さんです。
さて、今回はその「魂」をどうするか ───
他の出展者の皆さんの作品は見ていないので、我々の作品がアリなのかナシなのか、それも含めて楽しみです。

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