ここ最近デザインさせて頂いたアルバムは、ジャケット写真がアーティストと作品の個性を雄弁に物語っています。村田陽一さんのアルバムは無観客ライヴのドキュメント、佐藤采香さんは屋外ロケ(太陽光のみ)のナチュラル感、グリーンレイSQさんは徹底的に作り込んだ世界観のスタジオセッション。
これらの3枚は殆ど同時期にデザイン制作していたため、写真表現の面白さを改めて感じた次第です。
特に佐藤さんとグリーンレイの撮影は、本当にほぼ同時期に同じカメラマン・同じメイクアーティストが手がけており、その表現力の振れ幅が素晴らしいです。デザイナーは助けられてばかり。
また、村田さんのこの写真は画面から溢れるパンチ力も凄まじく音楽が聴こえてくるようです。写真は時間を切り取る芸術であることをまざまざと見せつけます。