音楽の教科書

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今日学生とデザインの打ち合わせしていて『音楽の教科書の表紙みたいにしたい』というアイデアをもらったんだけど、「ひょっとして、君たちの考えている教科書のイメージってこれでしょ?」と僕がかつてデザインした音楽の教科書を見せたら「あっそれです。使ってました!」

かつてデザインした小中学校の音楽の教科書を使っていた子達が大学生になったんだなぁという感慨と、彼らにとっての「音楽の教科書」のイメージが『それ』として刷り込まれたという事実。やっぱり教科書制作というのは責任ある仕事だよなぁと(ちょっと恐ろしくもあり)。

ちなみに学生に見せた教科書がこの投稿の写真です。小学校の表紙イラストはcolobockle(たちもとみちこ)さん、中学校ビジュアルはサイトウユウスケさんのイラストをベースに色んな画像を合成して制作しました。制約の多い中、素晴らしいアートワークを描いていただき感謝感謝です。

私は当時アートディレクター(と実際のデザインも担当)として参加しましたが、デザイン事務所のチームスタッフ、多くのイラストレーターさん、カメラマンさん、モデルさん、楽譜浄書スタッフ、そして著者の先生がたと編集陣の先導の元、本当に多くの方々との協働で1冊ずつ丁寧に作りました。

音楽の教科書、もう一度作りたいなぁ、アイデアあるんだよなぁ(死にそうになるけど喉元すぎたので笑)。