新訳英和辞典

f:id:otoshimono:20211123140339j:plain

雪朱里さんの『書体が生まれる(三省堂 刊)』で注釈紹介されていた、辞書用7号活字を初めて用いて印刷された『新訳英和辞典(三省堂発行/明治35年5月18日初版/明治40年7月7日19刷)』を某宿場町の蔵からサルベージしてきました。

f:id:otoshimono:20211123140419j:plain

f:id:otoshimono:20211123140538j:plain

この種字が手彫りとは驚嘆。黒丸数字のデザインとか愛しい。広告もオシャレ。見返し可愛い。図版も結構たっぷり。

f:id:otoshimono:20211123140610j:plain

f:id:otoshimono:20211123140638j:plain

f:id:otoshimono:20211123140709j:plain

言海(昭和3年版/明治19年初版)を手に入れた時もそうだったけど、最初期から辞書としてのフォーマットがかなり出来上がっていることに驚きを隠せない。いま辞書のデザインに携わっているものとして襟を正される。言海同様割と傷んでるので、ヨンネさんに修復をお願いしようと思っています。
実は、これ以外にも戦前戦中戦後の大変大変興味深い本(音楽の教科書とか!)をサルベージしてきました。追って紹介していきます。