水の流れに身をまかせ(たくない)

水の流れというのは恐ろしいものである。
午前中フィットネスのポールで泳いでいたら、コロナ禍から縮小していたアクアビクスを通常サイズで行っていた。
このアクアビクスとはダンスビートアレンジの昭和歌謡に併せておじいちゃんおばあちゃんが輪になって体操しながらグルグル回る謎儀式なのだが、この大回転がプール全体に与える影響は相当なものなのだ。
回転はプールの半分のレーンを使って行われるのだが、そこで作り出されるストリームがもう半分のレーンを完全に支配してしまうのだ。
つまり回転方向に泳ぐ時は俺は世界水泳に出られるのではないかという高速で進むのだが、折り返して逆方向になるや否や関門海峡の逆流タンカーの如く遅々として進まぬのだ。
むっちゃ進む行きと全然進まない帰りでストローク数がマジで倍になるのだが、泳いでいた時間はいつもと変わらない。しかし体力の消耗は倍増して午後はダルダルだ。
健康のために泳いで疲れて仕事にならぬのは本末転倒も甚だしいからスーパーで買った白くまを希望に頑張ろうと思う。
写真はそう、行きつけのフィットネスにも現れる巨人、TAROMANである。
TAROMAN AR