ホリデーシーズンになると、フェネルのルロイ・アンダーソン集をヘビロテしてしまう。豊かで幸せでちょっと切ない。東京佼成ウインドオーケストラの2枚は収録曲が多く、純粋にアンダーソン集としてかなり貴重。イーストマン・ロチェスター・ポップスは The First Day of Spring が白眉。超泣ける。
アンダーソンのアルバムといえば、昨年ナクソスからBOXがリリースされたスラットキン&BBCコンサートも素晴らし。
ルロイ・アンダーソンの音楽って今でもトムとジェリー(スコット・ブラッドリーなど)やルーニー・テューンズ(カール・スターリングなど)観て笑って育ってきた子が多いし、イオンとかでもかかるし、サウンドとして受け入れやすいと思うんよ。
実際演奏してみるとよく解るんだけど、和声進行とかモチーフの掛け合いや絡みとかスタイルのギアチェンジとか本当に絶妙で唸ってしまう場面が多々ある。視覚や味覚を感じてしまう。