検定教科書

otoshimono2007-04-11

音楽好きが幸いして、音楽関係のデザインの仕事を多くさせていただいてますが、その究極は音楽の検定教科書です。今日は小学生向けの平成20年度用の表紙に細かい修正が入ったので、その作業をしていました。実はこれ、制作を始めたのは平成14年。翌15年に文部科学省の検定を受けて年末に修正。翌16年に各都道府県の採用結果をみて印刷、平成17年度からやっと使用されています。同じ教科書は教育指導要領の変更に合わせて内容に変更があるまでこのまま使うので大体4〜5年使いますが、そうは言っても印刷は毎年するので年号などの修正は毎年あるのです*1
つまりデザイナーは最低でも7年は同じ教科書に付き合わなければならない計算です。モノホンの小学生よりも長い・・・。
子供の頃、教科書のノリってチョット古いよなーってボンヤリ思ってたけど、実際、使用され始めるが制作を開始してから4年後なのですから、確かに子どもにとっては古い情報なわけです。大人にとっては4年なんてあっちゅー間ですけどね。

*1:内容については文部科学省のオタッシがない限り変更できません。それにしてもホルストが冥王星の楽章を書いてなくてヨカッタねって全く関係ないか