本日はこちらにお伺いしました。すごくすごく良いコンサートでした。メキシコのクラシカルシーンというのは悲哀の歴史の中にもどこかに漂う気楽な明るさを感じる音楽が多く、本当に作風が多才なポンセ、日本で言うとことの伊福部や黛作品を感じさせるレブエルタス、久石や吉松作品を彷彿とさせるアルメンゴールなどなど、今後、日本でももっともっと取り上げて良い作品の目白押し*1。さらに、出演者の皆さんのテクニックと音楽的な力量に本当に惹き込まれました。
アンコールの歌・ヴァイオリン・ピアノによる「ベサメ・ムーチョ」のやり過ぎな表現が、やはり本場メキシコ人による演奏だと色気たっぷりにハマってシビレマした。
- 作者: 野谷文昭
- 出版社/メーカー: 東京堂出版
- 発売日: 2011/04/11
- メディア: 単行本
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*1:メキシコのアートシーンの独特さにつきましては、実は私が装丁を担当させていただいた「メキシコの美の巨星たち/野谷文昭 編著/東京堂出版刊」に詳しいです