よしもとのもと

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中高生という多感な時期を高松で過ごしたのですが、やたらと笑いについて批評したがるブータンというアダ名の友人がおりまして、「今のコケるタイミングは見るものがあった」とか「お前のボケには懐がない」とか「村上ショージの『ドゥーン!』の手の角度はそんなんとちゃう」とか、四六時中そんなことばっかり言うてるわけですわ。
というか関西文化圏にいると、彼のみならず、周りが全体的に笑いについて研究熱心というか、笑いを取れるヤツが一番偉いという空気に満ち満ちた中で生きることになるんですが、その原点にあるのがおそらく吉本新喜劇なんですね。
で、あの劇中のテンポ感や間合いやギャグは、すっかり「当たり前」のものとして皆が共有しているわけですが、今日の今日まで僕はそれをテレビでしか観たことがなかったわけです。
遂に行ってまいりました《吉本新喜劇小藪座長東京公演2015》!
実は今も毎週TOKYO-MXの吉本新喜劇を録画して観てはいますが、ライヴでのそれは一味も二味も違いましたね。小藪座長で東京公演なので、なんばグランド花月の公演とは違う、抑えた感じの演技といつもよりスマートな演出で、持ちギャグの炸裂もあまり見られませんでしたが、それでも学ぶべきこと(何をやねん)は多かったです。収録では分からんことだらけですわ。
なんばグランド花月行きたいわぁ。茂造とかすち子も見たいわぁ。