天野正道60th記念公演・川崎公演


先日は天野正道60th記念公演・川崎公演と、終演後に催された祝賀レセプションに参加してきました。
ボクが天野さんと「実際に」初めてお会いしたのはいつの頃だったのかハッキリと覚えていないのですが、多分21世紀になったかならなかったかの頃、東京佼成ウインドオーケストラのレコーディングの舞台袖か調整室だったと思います。以来、本当に沢山のコンサート・CD・書籍・楽譜(その度に打ち上げ!)のお仕事でご一緒させていただきました。本公演ではアートディレクションを担当させていただいておりますが、私からのお祝いは、やはりデザインでお返ししなければと思いまして、精一杯制作させていただきました。
 表現という世界で仕事をしていると、現場や打ち合わせで多くの会話を交わせなくても、お互いの持ち場の仕事(や作品)を通して深い対話ができる存在と出逢うことが少なくありません。天野さんとの仕事も然り。いつもそういう感じで、お互いが作るもので対話しながら出来上がります。
また、また、天野さんは音楽の天才であることは勿論ですが、人と人を結びつける天才でもあります。
先日のレセプションでは天野さんのパーソナリティを通じて、ボクの駆け出しの頃から最近に至るまで出逢ってきた、上記のような深い対話をしてきたスペシャルな沢山の方々と再会することが出来ました。こうやって改めてお話する程に「この方と出逢っていなかったら今の自分はない」と心底思える人ばかり。私の繋がりのどこかアンカーな部分に天野さんがいつもいらっしゃり、さりげなく繋いでくださっているのだなと、心染み入りました。
自分が15年後にこういった愛に溢れた存在になれるのか甚だ疑問ですが、数ミリでも近づけたらなぁと強く感じた次第です。