パイプライン

朝飯喰らいながら「WCT最終戦 at ノースショア・パイプライン」を観てたんだけど、準決勝のカノア五十嵐(ルーキー) VS ケリー・スレーター(神様)戦がすごく良かった。
カノアくん(日米の両国籍を持ってます)にとってケリーは師匠であり憧れなんだけど、両者ガチで戦って、素人目にもケリースの実力は圧倒的なものの、最終的にカノアくんが若い力を発揮して勝つんです。
実はここにたどり着くまでの全て大会の試合が、技と駆け引きと心理戦と友情とが織りなす魅力満載で、どの選手もとても素晴らしいんだけど、それを背負っての準決勝。史上最強の師匠と進化し続ける愛弟子がガチンコ・バトルですよ。ほんとにマンガみたいな話。そしてひたすら美しい。海版の「ユーリ!!! on ICE」を観ているかのよう。
実際、サーフィン本も何冊か作り、冬のノースショアで取材もし、アマガミ程度に体験サーフィンしてみると、化け物みたいな長い波の輪をくぐり抜けたところで派手にカットバックターンして扇の飛沫を上げることなんて、神業にしか見えません。
来シーズンからちゃんと観ようと思いました。