ブックカバーチャレンジ2日目。

『音楽家の社会史(西原稔 著/音楽之友社1987/装幀:菊地信義)』〜これも私が大学一年生の時に講義を受けた西原先生の著作。音楽作品を社会情勢や世相と同期させながら検証していく語り口は衝撃的だった。教養部の過程が終わった三年時以降も先生の講義を取り続けた(当時の私のカリキュラムではそれでも単位になった)。謂わば私の音楽に対するスタンスを決定づけた書であり、この基礎的な視座がなければ、その後、国塩哲紀さんや佐伯茂樹さんと音楽について語り合うことは不可能であったと思う。心の師匠のお一人です。

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