先日は体調不良や目の検査などもあって結局デザインをした3公演の中から、
配信版の
Green Ray Saxophone Quartet 全国ツアー千穐楽@霞町音楽堂
を拝聴した。
(配信アーカイヴ残ってます!)
彼女たちとはまだ一緒に仕事をした時間も短く、コロナ禍もあって数えるほどしかリアルには会えてないのだが、実に濃厚な仕事仲間となった。
彼女たちはこのツアーで本当に大きく成長した。リアルに旅をし、リアルに人の前で演奏し、リアルにファンたちと出会の喜びを分かち合った。それによって彼女たちが持っているポテンシャルが一段と高まり、新しい段階に入ったのだと思う。
YouTuberといえど人(ファンや社会)とのリアルな触れ合いと温もりは一番大事だ、ということなのだろう。
また、それとは別にグリンレイとファン(グリンピース)との繋がりの特別さを感じる出来事もあった。
10月から各地に旋風を巻き起こしてきたぐりんれい初の全国ツアーもついに最終日
— ろく@GT (@sixrings4) 2023年1月13日
おはようございます☀️
〆の東京千穐楽公園を記念してぐりんぴーすがグリーン・バラードを吹いてみました。ご覧ください😆#ぐりんれい#ぐりんれい全国ツアー#ぐりんぴーすhttps://t.co/E6J2gbzGeG
ファンが千穐楽当日に合わせて彼女たちのレパートリー曲をリモート合奏のスタイルでYouTube発信するというものだ。
Green Ray Saxophone Quartetが今までの日本の室内楽団と全く違うところは、ファン(ぐりんぴーす)同士がネットメディアを駆使しつつもリアルに交流を重ねながら全力でアーティストを推し、アーティストも全力で応えるお互いの姿勢です。これは凄いことだ。
いままで本当に沢山の室内楽(アンサンブル)のアーティストさんたちとお仕事してるけど、アーティストとファン(老若男女、楽器演奏のスキルの差など関係なく)が視聴・演奏・交流を通して立体感のある活動を展開し続けている点では稀有な存在だと思う。
往々にして日本の、特に管楽器の室内楽団のファンって、そのアーティストの門下だったり、裕福な層だったり、彼らと知り合えるハイ・アマチュアが特権的に囲い込んでしまう傾向があるのだが、YouTubeがホームグラウンドのグリンレイはその垣根を取り払った感があると思うのだ。
ネットでもこのくらい熱い交流が出来ている彼女たちにリアルな身体性が加われば、とてつもなくなること間違いなしである。今後の広がりが楽しみである。