さて今日は

otoshimono2006-12-17

埼玉大学吹奏楽部第42回定期演奏会でした。今回、会場で声をかけていただいた多くの方々から今年のデザインについてとお褒めの言葉をいただきました。こうも反響があるとは思いもかけず、嬉しいものですね。
けれど、ボクとしては今年が特別ってなことは全然なくて、いつもと変わらず「実現させるべき目的に沿った」デザインワークをしたに過ぎません。では何故反響がいつもと違ったのか。何処がいつもと違うのか。
これはもう、このコンサートを成功させるべく走り回った学生スタッフの皆さんの「情熱」がデザインに乗り移ったから・・・としか言いようがありません。
デザイナーは登山のガイドみたいなものです。どこの山に登るか、何のために登るか、それにはどうすべきか・・・登山チームの要望に従ってベストな道順を示すのが仕事です。目的がしっかりしている、それに対する熱い情熱と行動力を持っている、そういうチームであればガイドしやすいのです。
今年の部の目標はシンプルかつ情熱的なものでした。
「会場を満員にして、埼玉大学吹奏楽部の音楽を聴いていただく」
そのために一心に走り続ける過程でこのデザインが生まれたのであり、その結果として目的は達成されたのです。
42回めにして初の満員御礼。おめでとう。OBとしては驚嘆すべき偉業です。
次は音楽としての質をどこまで高いところまで持っていけるか。
「プラクティス(練習)! by ジーン・ポコーニ(シカゴ響Tuba奏者)」
「何万回もさらって、やっと一つのアイデアが見つかるんだ by 佐川聖二(クラリネット奏者)」
「練習した分しか自信にならないし、練習した以上の事はできないからね by 外囿祥一郎(ユーフォニウム奏者)」
「音楽を楽しみながら練習を続けること by 須川展也(サクソフォーン奏者)」
ボクが出会った全ての音楽家から聞いた言葉は「練習」。
ボクも頑張るからみんなも頑張ろうね。
 
こぼれ話:画像のアートワークはパンフレットの表4(裏表紙)に使ったものですが、作成当初はこっちをフライヤに使おうと思っていたんです。でもこの飛行士、いったい何を演奏しているんでしょうねぇ。