関連グッズ


M8 STYLE Vol.2の発売に伴って、関連グッズとしてTシャツのデザインもしたのですが、サンプルが上がってきました。Vol.1とVol.2をイメージさせるオレンジとグリーンの2色です。デザインは一緒で色違いです。
このTシャツ、裏面の襟首近くにはシリーズ・キャラクターの「M8-dog*1」が小さく入ってます。ちょっとお茶目な表情です。キャラ・デザインは、HAJIME8くん。不思議で可愛いもの描かせたら日本一の色男です。
ところで、ネタバレひとつ。Vol.2に「フックト・オン・クラシックス(M8 STYLE スペシャル・エディション)」というものがありますが、実はコレ、M8の楽譜「のだめカンタービレCollection」の演奏版なのです。なんでタイトルが変わっちゃったか、というと著作権の問題なのです。
実は「楽曲を印刷した書物」と「楽曲を演奏した録音」は全く別の商品なのです。つまり・・・ここに一つのクラシック曲をメドレーにしたアレンジ作品がある。これを「ある漫画」の題名をタイトルに使用した楽譜商品として売り出したい場合、その題名の権利を持っている著作者や出版元などに許諾を得るか、印税契約を結ぶ必要があります。そして、この件に関して許諾や契約が成立したとします。しかし、これはそのまま録音商品にまで適応される訳ではないんですね。
元は「同じ」素材でも紙と音とは「別の」商品なんです。そして楽譜はミュージック・エイト、録音はKOSEIレーベルから販売される。つまり、この録音商品に同じタイトルをつけるためには、今度はKOSEIレーベルが「ある漫画」の著作者や版元と交渉する必要がある。これは随分手間とお金がかかります。制作コストに響くので、この1曲のためだけにCDの値段を上げなきゃならなくなる。お値打ち価格もこのCDの売りだというのに〜。
普通だとこの段階で企画はパァです。ところがこれ、フタを開けてみればタダのクラシック・メドレー。つまりここに例えば、テレビドラマ版の音楽担当だった服部隆之さんの作曲したオリジナルのBGMが一曲でも含まれていれば話は全く別だけど、そんなことはない。純然たるクラシックのみ。と、いうことは「その題名」を一切詠わずに別タイトルをつけてしまえばタダのクラシック・メドレー。別の商品。ヤッター、アピール度は激減だけど、これで通常のお値段で皆さんにお届け出来る〜!・・・というわけで、曲目解説にも一切このことは載ってません&語られません。気付いた人のみニヤリ、なのです。
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*1:えっ!犬だったの? っていう人、そうなんです。