ボクは幼い頃見ましたが

国会はグデングデンで、とうとうUFOの話題まで飛び出し、矢追センセイも水を得た干しコンブの如くコメントされておりますが*1、冷静なボクはHARRY HOSONO & THE WORLD SHYNESSの「FLYING SAUCER 1947」を聴いてます。カントリーです。ボクにとって細野晴臣*2さんもカントリーもそんなに馴染みあるジャンルではないんですが、こりゃいいわ。第二次大戦やってるころの、アメリカのカントリー(当たり前か)の雰囲気を漂わせながら、ハリー細野さん独特の世界感が光ります。自身のカバー曲も多いですが、何も知らんでも楽しめます。
で、不思議なのが、何だか本当に50年前に自分がタイムとリップして新譜を聴いてる気分になりながら「あぁ、この頃ってまだカントリーもR&Bもハワイアンまタンゴもフレンチ・ポップもテクノもハッキリ分化してる訳じゃないんだなぁ」とかサッパリ解らん思考回路にはまって、
「違う違う今は50年後だ!」「いや、俺の言いたいことはそんなことじゃない。つまり50年後には全部がまたiPS細胞みたいになっちゃうってこと? 融合ってんじゃなくて未分化。しかもカントリーとかR&Bがベースで。」「違うチガウ! 何かがチガウ。」「でも山崎まさよしくん*3は喜ぶだろうなぁ」「だから何なんだ、このヘンテコ回路は!?」
iTunesでも聴けます。オススメは洒落の効いた「CLOSE ENCOUNTERS」と、なんだか妙な説得力のある「SHIAWASE HAPPY」。秀逸なのはUAと共演している「YUME-MIRU YAKU-SOKU」です。特にこれはユーフォニアムとトロンボーンがフューチャーされ、東欧のブラスバンド的な哀愁が漂うアレンジです。

FLYING SAUCER 1947

FLYING SAUCER 1947

  • アーティスト: ハリー・ホソノ&ザ・ワールド・シャイネス/細野晴臣,細野晴臣
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2007/09/26
  • メディア: CD
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*1:もう72歳なんだってね。そっちのがムシロ未確認だっちゅーねん

*2:これは毎回読んでましたが「細野晴臣夢日記

*3:小学生時代を同じ山口県で過ごした同い年だってだけで勝手な親近感を持っている