山の橋

今日は実家から長尾川を竜爪山へ向かって上り
平山温泉の先の第二東名の陸橋の下に架かる小さな橋を
折り返して戻る往復5kmのコースをジョギング。
山間の小さな神社、里山の小学校や農協、
みかん農家の軒先に実る柑橘類。
谷の下を流れる清流に沿って駆けていくと
やがて眼前に建設中の巨大な陸橋が現れる。
美しい風景に立ちはだかる異様なコンクリの塊。
やがてこの橋の上を、
自分たちも汚い空気をまき散らして走るのだろうか。
巨大さと罪深さに呆然としていると、空の様子が変わってくる。
山の天気は変わりやすい。
降り始めた雨に追われるようにスピードに乗って山を下る。
次第に晴れて太陽が顔を出す。
前に太陽、背後に雨、もしやと思って振り返ると
山の谷間から冬の虹の橋が空に架かっている*1
こちらの方が俄然美しい。

*1:判りにくいですが見えますか?