○○のアナ

昨日の4 Bone Linesの開場で昨年の夏ぶりにトロンボーンの箱山先生にお会いした。
前にも書いたが、デザイナーをしているボクの人生で《師匠》と仰ぐ方々は、ボクを拾ってくれた今の事務所のボス以外、皆ミュージシャンだ。中でも箱山先生は、ヘナチョコなボクが人生を前向きに捉え、ヘナチョコなりに技能で飯を食い、ヘナチョコなりに趣味でトロンボーンを吹き続けていけるヒントを沢山教えていただいた大切な方だ。
 
そのヒントの中でも印象に残る言葉の一つとして
「イイ音が出るならケツの○○で吹いたっていいんだ」がある。
これはボクが音質とアンブシュアのことでクヨクヨ悩んでいたときに(多分業を煮やした)師匠からいただいた名言だ。日本屈指の美音の持ち主が《ケツの○○》、である。正直大変驚いたが、茶目っ気ある言い回しと人柄に救われ、スランプを脱したのを覚えている。その時はトロンボーンだけの話と思っていたが、その後の人生でもこの言葉に随分助けられた。
『良い結果を得るために何でも試してみなさい』
『大切な事ほど気楽に考えなさい』
『自分の持ち味を生かしなさい』
少々下品なタイトルであるが《ケツの○○人生論》は今のボクの行動指針の一つだ。
 
で、先日愛知で開かれたブラスアンサンブルのイベントの打ち上げでお相手していただいた大学の後輩へのお礼を述べ、ブラス・ヘキサゴンの感想などをお話した。
師匠のソロ・アルバムをiPodのヘビー・ローテーションにしている話をすると
「へへ・・・、ヘロヘロですよん」と照れておられたが、別れ際に
「ブログ、いつも読んでるよ」
ナヌ!? 両親だけでなく師匠にも読まれるこのブログ、あまりおバカな事書いてられません。ヘナチョコなりに頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。
また、両親・師匠以外の方には、ヘナチョコでも素晴らしい人たちのおかげで何とかオトナになれる例として、気軽にお付き合い下さい。
[rakuten:asahi-record:12838053:detail]


『ビバ、ヨシキ!』
箱山芳樹(トロンボーン)高良仁美(ピアノ)
COO017/¥2,940
トマジ:トロンボーン協奏曲 ドゥファイ:ドビュッシー風 クロール:カプリチオ・ダ・カメラ メルカダンテ:マリア様 ケンツビッチ:バラード 佐野 聡:ビバ! Yoshiki 角田健一:レクイエム〜武満徹氏に捧ぐ 村田陽一:ファンタジー