一足早く

otoshimono2009-02-22

この土日で5冊の装丁と某コンサートホール主催の公演フライヤをこなさなければならないので、仕事場*1を離れたくなかったのだが、外囿さんとCDジャケット撮影の話が出来るタイミングがお互い今しかないので、彼がゲスト出演した市民バンドのコンサートの終了を待って*2楽屋にて打ち合わせ。
聞けば彼も来週は5つの本番を抱えているという。お互い《創った価値(演奏やデザイン)に対する信頼感》だけを頼りに仕事をしているので、原則仕事は断らない。だからもう、出鱈目に働かなくてはならない時期がある。しかもその作業たるや恐ろしく時間がかかり、しかも地味なのだ。彼はひたすら楽譜に向かい、ボクは机に向かう。
話も大体まとまり、楽屋を出る。去り際に駐車場で「オレ、今日ホテルに泊まりだからさ、otoshimonoくんちで飾ってよ」と花束をドサッと渡される。舞台で楽団員から手渡されていたモノだ。感謝の気持ちを表す舞台演出上の小物として演奏会には欠かせないが、なんせナマモノなので、ホテルに運んだ後の扱いには確かに困る。かといって楽団に返す訳にはいかないし。
そういう訳で、ウチのリビングには一足早く春が来ました。

*1:休日なので家ですが

*2:もちろん彼の演奏は聴きましたよ。