マルカブの矢

さて先日は七夕でしたが、その辺りから1週間くらいの間が丁度「7月のペガスス座流星群」の時期にあたります。ペガスス座のα星である〈マルカブ〉付近を放射点として流星が見られます。極大は7月9日、つまり明日ですね。時間あたりの出現流星数は3つ、速度は 70 km/sだそうです。7月末から始まり8月13日に極大を迎えるペルセウス座流星群とは比べ物にならないくらい小規模ですが、今年のさいたまファンファーレクラブには大いに関係があります。
そうです。先日初演させていただいた「ブラスアンサンブルのためのトッカータ《マルカブの矢》/中橋愛生」はこの流星群をモチーフにした委嘱作品です。

そしてさらに今年の秋の演奏会では団のマーク・ペガサスをモチーフとした中橋愛生さん作曲の《ペガスス座三部作》を完全初演いたします。「ブラスアンサンブルのためのフラリッシュ《サルムの光》(2005年初演)」「ブラスアンサンブルのためのコラール《マタルの涙》(未発表)」「ブラスアンサンブルのためのトッカータ《マルカブの矢》」です。
秋の星座ペガスス座をテーマとした雄大な音楽物語にご期待ください。

さいたまファンファーレクラブ第14回演奏会
2009年10月18日(日)14:00開演
さいたま芸術劇場小ホール 入場無料
中橋愛生《ペガスス座三部作》/三善晃《海の日記帳》より ほか