ペルセウス


夜は、さいたまファンファーレクラブの練習。今回の演奏会の最後のアレンジ、emix版の《ペルセウス》が上がって来たので早速初見。メンバーの勘も良く、まとまりが早い。軽快なサンバと、途中に流星群の描写がバグパイプ風に展開される面白い曲だ。この曲は《てふてふ》《NOBO》《MOONFISH》などでSFCマニア(っているのか?)にはお馴染みのJ'zCrazeナンバーからの公認アレンジ第4作めなのだが、本来は2年前に演奏するつもりだった曲だ。
2年前のSFC第13回演奏会は宇宙をテーマとした企画だった。当初はホルストの《惑星》と中橋愛生くんの委嘱作《ペガスス座三部作》をダブルメインに据え、トロンボーン四重奏による建部さんの《ケンタウル祭の夜に》、アース・ウィンド&ファイアの《宇宙のファンタジー》、そしてペルセウス座流星群をモチーフにした《ペルセウス》も初演しちゃうという、思いっきりスペーシーな雰囲気満天、いや、満点なステージを展開する予定だった。ところが、いろいろ都合があって中橋くんの委嘱は次の年に見送り、ペルセウスもJ'zCrazeのアルバムの制作スケジュールが変わったため、今年まで見送らざるを得なかったのだ。
そういう訳で第13回は惑星を核にして宇宙特集をまとめ、第14回は《ペガスス座三部作》を初演し、今年第15回にやっとペルセウスを初演出来る訳だ。
しかもこの曲、J'zCrazeが10月18日に発売する3rdアルバムの収録曲だが、一週間も早く演奏する*1というトピック付きだ。
2年越しのペルセウスが秋の大四角形と共に輝かんことを!

さいたまファンファーレクラブ
第15回演奏会
2010年10月10日(日)14:00開演
さいたま芸術劇場音楽ホール 入場無料
客演:小寺香奈(ユーフォニアム)
ウール:祝典ファンファーレ
ガブリエリ:ソナタ
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
      (独奏:小寺香奈)
バルトーク:ブルガリアのリズムによる
      6つの舞曲
高橋宏樹:奥義
溝田聡:ウォーム
安部一城:ペルセウス
モンク:ラウンド・ミッドナイト
クイーン:ボヘミアン・ラプソディ

*1:ライヴでは既に何度も演奏されていてファンにはお馴染みだけれども