がいこつけんしがあらわれた

miyaさまに借りた『アルゴ探検隊の大冒険(1963)』を鑑賞。
特撮、とりわけストップモーション・アニメーションの巨匠であるレイ・ハリーハウゼンによる才能の輝きに満ち溢れています。
人形アニメーションが、阿佐ヶ谷・高円寺の小粋なアート系カフェでロハスなケーキをつつきながら談笑する男女のモノではなく、なけなしのお小遣い握りしめてチャリンコ走らせ、町に一軒の映画館でワクワクしながら観ていた子供たちのものであった時代が間違いなくありました。
あ、映画の内容は全くありません。国を追われた王子ジェーソン(イアソン)が、ギリシアの神々に多少見守られながら、屈強な仲間たちとアルゴ号という船に乗って冒険し、巨像や魔物や竜やコルキス王の骸骨剣士と戦ったりして、黄金の羊の毛皮と王女を手に入れるという話。emixが「まんまドラクエじゃん」と言った。そりゃ明らかにモデルのひとつですから。

アルゴ探検隊の大冒険 [DVD]

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バーナード・ハーマンの音楽もね、吹奏楽が好きな人にはたまらないサウンドです。流行にのって『アルゴ探検隊の大冒険セレクション』とか誰か書けばいい。