天空の城、地上の城


さて、正月3日め。岡山にいます。
この壮大な石垣、いったいどこでしょう?

岡山駅からレンタカーを駆って1時間。高梁市にある備中松山城です。
現存12天守*1の城址の中で最も行くのが困難な場所にあります。

なにしろ海抜430mの山城です。
写真は二の丸より眼下を望む。見よ、この絶景。
車で途中の鞴峠(ふいごとうげ・標高290m)までは行けますが、
残りは徒歩です。

搦手付近の後曲輪より。まさに天空の城。
山々が建築物より下に見えます。
この感動を写真で伝えられないのがもどかしい!!
 
さてその後、岡山市街に戻り、岡山城址を見学です。

宇喜多、小早川、池田氏の平城。
昭和20年の岡山空襲で天守が焼失したため、
昭和39年に鉄筋で外観復元されました。
中はエレベーターもあり、博物館になってます。
子供の社会科見学にぴったり。
でも城好き的には現存の月見櫓(国指定重要文化財)でしょう。
先日の玉藻城のそれとも比べてみてください。
渋いねぇ。

天守最上階から後楽園を見下ろします。
う〜ん、キンピカすぎる鯱。

旭川を渡って後楽園側の茶屋より。風情はありますな。

今日は書きませんが、市街地にも点々と残される石垣など、
城郭としての壮大さには目を見張るものがあります。
巨石を使った本丸入り口の石垣などは天下普請を彷彿とさせます。
後楽園も良かったよ。
 
今日の旨いものは岡山駅で買ったタコ天。瀬戸内といえば蛸。

*1:wikipedia:現存天守