セッティングの妙技

さて2月20日に発売されたThe TUBA bandのニューアルバム、聴いていただけたでしょうか。ユーフォ&テューバのCDですから、外囿さん・山岡さん・荻野さん・次田さんのスンバらしいパフォーマンスを聴くのが当たり前ですが、今回はパーカッションとして参加されている宮嶋貴哉さんのセッティングについてお話しましょう。
このアンサンブルでジャズなどを演奏するにあたり、宮嶋さんはセットドラムではなく、カホン2台、スネアドラム、サスペンド・シンバル2枚を用意されています。

カホンのひとつは通常通り上に座って使用しますが、もう1台はキックを使ってセットドラムのバスドラムの位置にセッティングします(確か中の響線は外します)。そして手前にスネアドラム、サスペンドはスネアにホルダータイプのものとスタンドのものをそれぞれ。
一見、簡易セットドラムといった趣ですが、レコーディングを担当したオクタヴィア・レコードの松田さんによると、ユーフォ&テューバ四重奏という低音よりのアンプラグド編成の場合、通常のセットドラムだとバスが鳴りすぎて楽器の響きに被ってうため、コンパクトで締まった響きのカホンをバスとして使う方が断然サウンドが良いのだそうで、宮嶋さんのセッティングに唸ってました。
確かに、キュッと締まった小気味良い音楽に仕上がっています。
このセッティングは他の編成のアンサンブルにパーカッションを加える場合のヒントにもなりそうです。
そんな工夫が生で聴ける3月6日の『The TUBA band+1』にも是非いらして下さいね!


ザ・テューバ・バンド+1
The TUBA band Plus 1
Euphonium:外囿祥一郎/山岡 潤
Tuba:荻野 晋/次田心平
Percussion:宮嶋貴哉
2010年3月6日[土]開演19:15(開場18:45)
●演奏予定曲目(編曲 : 前田憲男 ほか)=バードランド/フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン/ティコ・ティコ/ジェラシー ほか
●チケット=学生:2500円 一般:3500円(全席自由) ※前売りは各500円引き
●チケット・お問い合わせ=The TUBA band+1実行委員会:piyopiyo-music★softbank.ne.jp(星をアットマークに変換)
●後援(50音順)=アトリエ MOMO/株式会社グローバル/株式会社佼成出版社/株式会社下倉楽器/株式会社セントラル楽器/株式会社ダク/株式会社東京ハッスルコピー/株式会社ドルチェ楽器/株式会社ネロ楽器/ビュッフェ・クランポン株式会社/ブレーン株式会社/ヤマハ株式会社

チケット購入をお考えの方、ボクに問い合わせをいただいても構いません。とにかくヨロシクヨロシク!