後回しにしない。

前からボスとよく話すことなのですが、
『今忙しいから後にしよう』
『今日は疲れたから後にしよう』
これは解決策としては最悪です。
問題は現場で押さえて潰さないと肥大化・混乱するばかりです。どんなに忙しくても、どんなに疲れていても、芽が小さいうちに処理してしまう方が遥かに使うエネルギーが小さく済みます。
懸案や問題を先送りにすると、事実関係がどんどん不明瞭になりますし、枝葉の結果論を後追いする作業に終始してしまい、全体で何が起こっているのか、いつまでも掴めません。結果アタフタするばかりで問題はちっとも片付かず、チャンスを全て逃します。
では、何から始めればよいか。
1:まず自分に言い訳することを止めることです。
  原則『小さな楽』はNGです。
2:次にすぐに反応することです。原則『NO』はNGです。
  いま判断できることはその場で終わらせます。
3:そして得た案件はすぐ小分けにし、時系列に並べます。
  不測の事態が起こる度にこの時系列は常に修正を加えます。
  『自分にとって都合が良い悪いで判断する』のはNGです。
4:最後に、その小分けにした案件を《時系列順に》粛々とこなします。
  全てが小さな単位ですからひとつに時間はかかりません。
  ただしスピードを上げるために決して端折らないことです。
秘訣としては、前倒しに出来ることは全て前倒しにしましょう。余った時間は後に回すのです。これは不測の事態に備えるためです。ところで不測の事態というのは《常に》《都合の悪いタイミングで》起こります。しかしこれは全てチャンスの種です。『損して得をとれ』といいますが、スキルアップというのはイレギュラーをこなした経験値の集大成です。
さてさて話が少しそれましたが、これらを実行して暫くしたら、少しだけ後ろを振り返ってみて下さい。自分でも驚くほどの案件を終わらせているはずです。それは後回しにせず、すぐやった結果です。