でっちあげ失敗。

やっと春が戻ってきたので
たまには風流にウソ和歌でも書いてみようと思って

微睡み(まどろみ)の中を漕ぎ出す春の小舟は
水面(みなも)が纏う桜花の衣を
そろりそろりと脱がして
生命に火照った(ほてった)川底を
一時(ひととき)露(あらわ)にするのだが
恥じらいの風がたちまち
(桜花で)覆い隠してしまうのだなあ
 
乙志茂仲善(おとしものなかよし:1035〜1102)
 
解説:これは仲善が春の日に桜に誘われて舟遊びをした折、池一面に散った桜の花びらを裂いて舟で進むうち、当時恋心を寄せていた笑姫を想って詠んだ句です。貞淑な笑姫に対してでさえ、プレイボーイの仲善は官能的な表現を見せるのですが、春のゆったりとした情景が鮮やかに浮かぶこの句は、後世も好んで諳んじられるものとなりました。

訳と作者と解説を先に考えたものの、
肝心な歌自体をどう書けば良いかが分からん。