最近の若者はアッペルモントがお好き。

出身大学の吹奏楽部の部長とフライヤ&プログラム担当(つまりボク担当)がサマーコンサートのフライヤの相談に来ました。
年に2回、コンサート準備の時期にしか顔を会わせませんし、彼らも毎年入れ替わりますし、彼らとは20歳くらい離れてますし。いくら部活動のOBっても下手すりゃ彼らの両親の方がボクと年齢が近いんですね。
で、最近はどんな作曲家や曲がお好みなのだ部長クンと聞くと、やはり時代ですね。アッペルモントのイヴァンホーなどが筆頭に出てきます。それならばドアティやマッキー、ティケリ、メリロ、グレーアムなんかも好きなのでしょう。あとホルジンガーとシュワントナーが好きだと言ってたからギリングハムも好きでしょう。やはりスパークは定番として根強く人気なんだそうです。スパークが彼らの認識からして定番なのだからヴァンデルローストやデメイやチェザリーニやグレッグソンなんかもその域なんでしょうな。リードも相変わらず人気だそうで、これはもはや古典でしょうな。少なくとも彼らにとっては同時代の作曲家ではないです。
で、「私、いつも選曲会議に出してて落ち続ける曲があるんです!」とボク担当が息巻くので
「そは何ぞ!?」と聞くと
「シンフォニア・ノビリッシマ!(ジェイガー)」
 
渋すぎるぜオジョウチャン。。。
 
はい。今日の話、サパーリ分からなかった人は以下のCD聴いてね。
[rakuten:bandpower:10004812:detail]
今年作ったちゃきちゃきのヤツ。レコ芸特選もらったぜい!中橋くんの解説にかなりインスパイアされました。
 
[rakuten:bandpower:10004175:detail]
昨年作ったド派手ポートレイト。渡英している盟友の画家、ゴローくんに描いてもらいました。
 

シカゴ・ライブ

シカゴ・ライブ

東京佼成ウインドオーケストラがミッド・ウェストに出演したときのライヴ録音。
現地でのコンサートの英語パンフレットとかも沢山作ったなぁ。
 
剣と王冠

剣と王冠

ヨーロピアン・ウィンド・サークルは、この作品以降デザインを担当しました。ジャケットイラストもotoshimonoですよん。
 
パリのスケッチ

パリのスケッチ

ダンス・ムーブメント

ダンス・ムーブメント

  • アーティスト: 東京佼成ウインドオーケストラ
  • 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
  • 発売日: 2003/04/19
  • メディア: CD
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この2作も実はジャケットイラスト描いてます。パリスケは指揮者のボストックに「じゃん・こくとーミタイニ描イテクダサーイ」*1ってリクエスト受けたのに結果シャガールみたいになっちゃった。でも気に入ってもらえたからノープロブレム。ダンスムーヴメントはタイトルチューンの内容を意識して描いたら何故かオリンピックみたいな仕上がりに。躍動感があって大変宜しいってことでお許しを。

それにしても彼ら、邦人作品や編曲作品についてはあまり語らず。これは時代?趣味?

*1:アーノルドのCDのときなんか、ウチの事務所にイギリスから直接デザインのサゼスチョンのFAXをくれた変わった常任指揮者でした。