リアルな表現とは

現実感あるいは臨場感(リアルさ)というのは実に主観的な観点です。というのは、そのリアルさをいざ人に伝えようとして客観的な現象を正確にトレースしても、あなたがどう見たか、どう感じたかは、おそらく伝わらないからです。
例えば「昨日見た富士山はとても大きかった」ことを誰かに伝えるのに、見た場所の緯度経度やその日の天候や富士山の直径や標高のスペックを一所懸命説明しても、多分共感してもらいにくいでしょう、ということです。
かと言って「スゴかったんだ」「とにかく大きかったんだ」といくら騒いでも、あなたの目に映ったその時の富士山は相手には再現出来ていないでしょう。
そこを埋めるのが観察力であり想像力であり表現力です。
何でこんなことを書くかというのはまた明日。