悲しいセレナーデ

モーツァルト関連の仕事をするためにスタジオのBGMを一日中モーツァルトにしていた。
で、そのラインナップの中にはセレナーデも含まれていて10番の「グラン・パルティータ」は勿論、13番の「ト長調 K.525」も入っている。あの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」だ。すんげー昔、「バーカ・バーカ・エヘン虫ー♪」とCMで歌われていたアレだ。
ところがこの曲、子供の頃に聴き過ぎたのか(あまりにも好きで、中学生の頃はリコーダー編曲版を死ぬほどさらっていた)、それとも演奏が学生時代に大学生協か駅のワゴンセールで買ったのか分からないCDに入っていたもので*1、解釈があまりにもベタベタなためか、あんまりにも《所謂》モーツァルトらし過ぎて、かえって、パチもんの作曲家がモーツァルトの贋作として書いたではないかというくらい違和感を覚えた。他の曲と比べて、これだけコンビニの駄菓子に聴こえる。
ちょっとショック。新しいCD買おうかしら。

*1:演奏はBohdan Warchal & Slovak Chamber Orchestra