ロメジュリ

今年の金管まつり2011Qで、さいたまファンファーレクラブはプロコフィエフのバレエ音楽「ロメオとジュリエット」から2曲演奏いたします。本日emixから全ての譜面がやっとあがってきましたので通して練習しました。
バレエファンのみならず、クラシックファンや吹奏楽ファンにも人気のこの曲、今年はボクの出身の埼玉大学吹奏楽部でも吹奏楽コンクールの自由曲として演奏するそうですが、ブラスアンサンブルでも古くはエンパイア・ブラス、日本では東京メトロポリタン・ブラス・クインテット*1がこの曲を中心としてアルバムを組んでおり、最近だとブラス・ヘキサゴンの最新アルバムにも収録されています。ソロだとトロンボーンのクリスチャン・リンドバーグが神業的に組曲として演奏したアルバムもあります。
で今回、今回我々SFCが取り上げるのは「少女ジュリエット」と「モンタギュー家とキャピュレット家」の２曲。「モンターギュ〜」はSoftBankのCMでも有名なあの曲です。前半で可憐な少女ジュリエットの愛くるしくて移り気な様子を不気味な暗示と共に描写し、彼女の属するキャピュレット家とロメオの属するモンターギュ家との深い因縁をデモーニッシュかつドラマティックに演奏出来るかは聴いてのお楽しみ。
そしてこの曲、さらにあの曲やあの曲も追加して、来たる10月２日［日］さいたま芸術劇場で開催予定ののさいたまファンファーレクラブ第16回演奏会でも演奏しますので、こちらもお聴きき逃しのないよう！！
　
［参考］
バレエ版：先日NHKでも放送されていた吉田都さんの英国ロイヤル・バレエ引退公演のものが素晴らしく良かったんだけど、発売されていないので同じ英国ロイヤル・バレエのものということでこちら。

プロコフィエフ:バレエ《ロメオとジュリエット》 [DVD]

オーケストラ：大好きなスクロヴァチェフスキで。キビキビしてますよ。巨匠の音楽はどんどん若くなっていくから驚きモモノキです。

プロコフィエフ:ロメオとジュリエット

吹奏楽１：プロではアムステルダム・ウィンドのデ・メイ編曲版が吹奏楽団の限界に挑んだシンフォニックなサウンドを繰り広げています。非常に恰好が宜しい。あくまでこのアルバムのメインは指輪物語ですけどne。ちなみに廃盤だそうです。超名盤なのに悲しい。（E CLASSIC / 900101 CD）

吹奏楽２：アマチュアの演奏なのですが、デザインを手がけたことと中橋愛生くんが解説を担当しているという意味でこちらを。アンサンブル・リベルテ吹奏楽団版。編曲は林紀人さん。
[rakuten:bandpower:10004357:detail]
ブラスアンサンブル版１：エンパイア・ブラスでは「朝の踊り」が演奏されています。ホルンのデイヴィド・オハニアン（だったと思う）の奇跡的なソロに感動！　東京メトロポリタン・ブラス・クインテットはカップリングがウェスト・サイド・ストーリーというお馴染みな感じで。でもたった５人で演奏というのは偉い！

ブラス・フェイヴァリッツ

ロメオとジュリエット

ブラスアンサンブル版２：ブラスヘキサゴンの最新アルバムは、オイラが近々にデザインさせていただいたCDのひとつであります。「モンターギュ〜」がギュっと入っています。箱山さんのトロンボーンが次に書くリンドバーグ級にゴイス。

Love,Sing and Dance!!

ソロ：リンドバーグがトロンボーンでロメジュリを！　愛すべき阿呆ですわ、このお方。それでいて変態的に上手い。

Russian Trombone

*1:keyword:東京メトロポリタン・ブラス・クインテット