大人の部活動


さいたまスーパーシニアバンドの第4回演奏会に行ってきました。
行ってきたといっても聴きに行ったのではなくてロビーでブースを出して座っていました。
というのは


オリパパ&ミスケン&ヒデノリの
トランペットが吹きたい
フェスティバル2011
2011.12.17.(SUT)13:30start
彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
全席自由1999円
バレエ音楽「胡桃割り人形」ほか
●チケット取り扱い
 オリパパ・ミュージックフレンズ

のチケット販売のためです。
オリパパこと織田準一さんが指揮・指導を務めるバンドですので、まぁ、オリパパ・ミュージックフレンズとしては便乗です(笑)。
 
さて、前にも書いたことありますが、さいたまスーパーシニアバンドというのは「大人の部活動」と銘打たれた、プラザウエストというさいたま市の公共施設がカルチャースクールの形式で運営する画期的なモデルのバンド(吹奏楽団)です。
基本的に募集年齢は50代以上(以下でも希望すれば入団可能)、募集パートはトランペット・トロンボーン・サックス・フルート・クラリネットなどが基本ですが、希望により他の楽器でもOK。各楽器のレンタルやグループレッスンもあり、月2回の合奏と必要に応じてパート練習もあります。市民イベントでの出演も多く、とても活発なバンドです。メンバーには80歳を越すトランペットの方がいらっしゃったり、トロンボーンセクションは「さくらBONES」と名乗って独自のジャズトロンボーンアンサンブルの活動もしています。
で、彼らの演奏というのはけっして上手くはないのですが、味というか聴きごたえがあるというか、やはりスタンダードジャズや懐メロ系をやらせると、そんじょそこらの若者では及びもつかないくらいハマった節回しをして唸らせます。年の功ならではの、心に歌があるのです。しかも演奏会は毎回ほぼ満員。申し訳ないが、そこらへんの有名社会人吹奏楽団よりよっぽどお客が入るし、楽しい演奏会です。
カルチャースクールですので団費でなくて「月謝」。運営元がホールを持つ公共施設なので、公演や練習の管理もこちらで行っています。
公共施設のカルチャースクールの枠組みで吹奏楽団を組織し、しかもシニア向けの充実した活動を運営するケースは全国的にも画期的だと思います。運営に悩む子育てママさんブラスなどの市民吹奏楽団には、活動の大きなヒントになる筈です。