十日市(前編)

ちょうど今、古事記を読み返しているところなんだけど、大宮の氷川神社はスサノヲが祀られており創建は紀元前、出雲族の移住と開削によるという。つまり埼玉県南部(武蔵国)は2000年も前から島根県なのだ(乱暴)!
で、今日は十日市(とおかまち)というお祭りで、氷川さんで商売繁盛・家内安全を願って豪華な熊手を買う日である。何故暴れん坊のスサノヲのところで買う熊手が商売繁盛に繋がるのかは判らんけど、こっちは儲かれば何でもOKなので。
夜は激混みなことと、東京に出る用事があったので朝から散歩がてらにお参り&熊手ゲットに行って参りましたよ。

スタートは旧中山道から入る参道の入り口、こういうコトは「折角だから」の家訓に則り一の鳥居から入るのだ。

途中、カッチョいい消防署に遭遇。消防車のショールームかと思った。

元々は明治神宮にあったらしい二の鳥居の前からは空前の露店ワンダーランドが始まる。なんだか森見登美彦の世界観を匂わせる。

ボクは子供の頃から大きな神社や観光地の近くに家があったため露店には馴染み深い。その日が終わると消えてしまう移動遊園地の様な楽しい非日常空間の裏に垣間見る物悲しさもタマラなく好きだ。

三の鳥居を抜けると熊手や神棚などを扱う露店になる。圧倒的な量感。アジアンパワー炸裂だ。

そして、露店の向こうに楼門が見えてきた。

続くのだ。