ブラボー!


デザインのお仕事をさせていただいた東京フィル&中村紘子の「ブラボー!名曲アカデミー」というコンサートにお伺いしました。今回のゲストは南こうせつさん。こうせつさんの歌のバックにオーケストラのアレンジが加わったりしてゴージャスにパワーアップされていたり、中村紘子さんと南こうせつさんと指揮者の円光寺さんのトークを案内にクラシックの入門に相応しい名曲を聴いたり。盛り沢山の内容に大勢来て頂いたお客様も大変満足されていたようで、とても良い雰囲気でコンサートが進行し、最後はタイトル通り「ブラボー!」が飛び交いました。
お恥ずかしながら、中村紘子さんも南こうせつさんもライヴで演奏を聴かせて頂いたのは初めてなのですが、やはり演奏に入る直前からの人を惹き込む力の圧倒的な強烈さを感じました。演奏家ということは勿論、表現者としてのオーラを感じずにはいられません。
ところで、アンコールは中村さんとオーケストラでブラームスのハンガリー舞曲第1番を演奏されたのですが、ピアノとオーケストラが交互に同じシーケンスを演奏しながら進行していく趣向がナカナカ粋でした。元々この曲はピアノとして発表されていますから*1こういった事が出来るのですが、まるでブラームスがピアノコンチェルトを書いたかのようになっていて楽しめました。

*1:1872年にピアノ版、1873にオーケストラ版。調声は共に同じ