虎ノ門にて

立花千春さんの「リサイタルシリーズVol.17〜優しい祈り〜」を聴きにJTホールアフィニスへ。
CDの発売記念も兼ねてのリサイタルでした。勿論CDに収録された音楽たちの芳醇さは素晴らしかったのですが、冒頭に演奏されたインドの作曲家 R.シャンカールの《TODI 〜魅惑の夜明け》のエキゾチズムとアカデミズムの融合は圧巻でしたし、アンコールのヴィラ・ロボスの《黒鳥》も魅了されました。
また、演奏会の中で彼女はルイロットというヴィンテージのフルートを使っていくつか演奏されていて、ご本人曰く「音がけっして大きくはない楽器」ということでしたが、ホールの隅々にまで満たされた音色は、寧ろ当たり年の年代物のワインの様で、豊かな響きがしました。
ボクがこの後に予定があったのと、立花さんはサイン会をされていたので、終演後ご挨拶に伺えなかったのが残念でしたが、レーベルの方にお願いしてお土産をお届けしてもらいました。打ち上げしたいなぁ。

トレゾア　　　　　　　　　　　　　　　　

ラヴィヴレ