甲冑話につき暴走

このシリーズの良いところは、当世具足風な再現度の高さで、単なる変わり兜で甲冑が復古調の大鎧になっていないところ。鉢も日根野頭形を踏襲していたり、脛当や籠手の篠金物や、小ぶりな当世袖、甲懸のデザインなど実に良く出来ている。
ただちょっと惜しいのは、トルーパーを足軽扱いにするなら、仁王胴など、こういう高級な造作ではないというところ。実際の足軽は歩兵戦に特化した実に理にかなう量産可能で軽快なスタイルをしているのだ。(とはいえ、トルーパーの造形は実に見事で惚れ惚れします)