ヴィヴィアン・マイヤーを探して

今、一番見たい映画『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』。
本人の死後に「発見された天才」という意味では、画家・作家のヘンリー・ダーガー（しかも同じシカゴで発見される！）も同じだが、その実質は保坂健二朗さん（東京国立近代美術館主任研究員）も指摘されているように全く異なる。
二人とも同じく孤独の中で生前誰にも知られることなく創作活動を続けていた（発表すらしていない）が、ダーガーがひたすら自己の内なる偏愛に向かったのに対して、彼女は時代の空気や人と対峙している。その写真たちは例えるならリアリズムに満ちたノーマン・ロックウェル。写真家でない私が嫉妬するほど素晴らしい。
［VIVIAN MAIER 公式サイト］http://www.vivianmaier.com
　＊作品の一部は「PORTFOLIOS」からご覧になれます。
［映画公式サイト］http://vivianmaier-movie.com

Vivian Maier: Street Photographer